みなクリネット

どうしてアジア人の新型コロナウイルスによる死亡者数が少なく、白人は多いのか。そしてその帰結

ず、結論を先に述べると我らアジア人は新型コロナウイルスに感染はするけど重症化しません。令和2年4月初旬現在、アジア系(日本、韓国、中国を代表値とします)の新型コロナウイルスによる死亡率は欧米の100分の1以下です。これは医療レベル、基礎疾患(糖尿病、喫煙歴、免疫低下疾患等)、ロックダウンの有無では説明つかないほど「有意」です。この有意差から言えるのは「人種差」はありそうだ、ということです。これを科学的に証明しろというなら、例えば2年後に:

以上が科学的証明の方法論ですが現実的には「現在の時点」では不可能です。各論は省きますが現在の人類には実行出来ません。

とても大事なことはこれから、アジア人の対極に晒された白色人種・caucasianの方々の残酷な運命です。

この論拠は構造主義の祖である人類学者レヴィ=ストロースから拝借します(これ、キワものではありません。フロイトの唯一と言っていい20世紀後半の全知性をすら納得させた「トーテムとタブー」を補完しています。興味ある方はレヴィ=ストロース著の「今日のトーテミスム」「野生の思考」をご照覧ください。)

(ここで難解な用語をさらに持ち出すとついて来れないと思うので)ざっくりに言うと、どの人種も何10万年間という長い時間の間に、とても悲惨な目に遭った対象はタブー(禁忌)として遠ざけ、その目印は脈々とその文化の中に遺っている。という理論です。

次に、具体的に今回の新型コロナウイルスの宿主であるコウモリと白人との関係に的を絞ってみます。(注:宿主とはウイルスが寄宿する相手です。加えて言うとコウモリと人間との間でコロナウイルスは突然変異を経て交互に世代をまたぎ、新しい刻印を遺伝子の中に残します。)

歴史に書かれているゲルマン民族よりも、もっともっと古くからいた白色人種の祖先は地球の北側に生息し、大型哺乳類(牛やヤギとか)を主要な動物性タンパクとして摂り、バイキング、ケルトやゲルマン、後のアングロサクソン等の筋骨隆々な覇者として、この2000年の欧米を支配しています。

一方、我々アジア人は、例えば現中国の雲南省あたりでは空腹を満たすのにコウモリは幾千万年も貴重な動物性タンパクであっただろうし、その間に間違いなくコウモリとヒトの間でコロナウイルスは数えきれない突然変異を経て来ているでしょう。そしてヒトとコウモリ双方は「コロナウイルスに対する耐性を獲得」します。

耐性を獲得すると結果、遺伝子配列に変化が生じ、次にコロナウイルスが襲ってきた時に「抗体」を効率よく産出できるようになります。別な言い方をすると、アジア人はどんなコロナウイルスに対しても免疫性が高いということです。

本題の白人ですが、彼らには明瞭なタブーがあります、コウモリがとても嫌いということです。コウモリの顔が彼らにとっての悪魔の顔つきの起源であろうし、ハロウィンでもドラキュラ伝説(もちろんこれはキリスト教が十字架にオカルト色をつけ、コウモリを怖がる人々を信者にするための策略でしたが)でも、コウモリは触れてはいけない対象とされています。

レヴィ=ストロース流の論理で言えば、例えば3000年前のヨーロッパのある村で、あるヒトが森に行った時にコウモリが飛んで来て「触れた」。そのヒトは7日後に死亡し、次いでその家族も順次死んでいった。その村ではその家族にハグされたヒトや握手された人々が相次いで死亡し、村は壊滅する。そうした言い伝えはコウモリに触れると次は、ヒトからヒトへ何かが起こってヒトが死ぬ、として神話や伝説に刻まれているということです。

タブーに関する言及はここまでにして、このあらすじ、新型コロナウイルスによる白人の惨状の論拠として、少なくても白人はコロナウイルスに対しての耐性が低いだろうと考えるのにやぶさかではないと思います。

だとすると本テーマの、白人にとっての帰結はとても悲しいシナリオが類推されます。