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国産ワクチンの悶絶 Part 2

るべくアホなコロナ話しは、とっとと終わりにしたいところなんですが、掲載後に診察室で聞かれることが多い「国産ワクチンの悶絶」の続編をアップしときます。

もちろん、国産ワクチンの悶絶というタイトルの「悶絶」は、国産ワクチンを打つと悶絶してまうのかいな(しまへん)、、、、に引っ掛けた釣りですが、改めて言うとワクチンのポイントは「種類と中身」です。

種類に関しては、皆様そろそろ欧米産のコロナワクチンは何やら作り方が今までと違うぐらいまでは感じてきていますよね。復習すると①mRNAワクチン、②ベクターワクチン、③不活化ワクチン、があってファイザーとモデルナが①mRNAワクチンです。③が昔からの手法で中国と台湾が自国民に打ってるやつです。

ホンマいうと問題の本質は種類でなく中身です。①②は新規な手法なので安全かどうかは不明です。ついでに言うと「日本人用にmRNAワクチン」は作られていないのでmRNAワクチンという手法が日本人に安全かどうかは現在のところ評価できません(ここが理解できたらこのブログは卒業です)。だって、日本と韓国とで生じている副反応は主にワクチンの中身、この場合はmRNAの設計配列が日本人と韓国人(民族は違うけど人種は同じ起源)に対してコンフリクト(目的とは異なるマイナスの現象を起こす)する。けれども、手法としてのmRNAワクチンは中身さえ適合すれば(ファイザー、モデルナがアメリカで日本と韓国ほどの、桁外れな副反応を起こしていないが如く)、不可とは言えない。

要するに世界規模で見た場合、インフルエンザウイルスや天然痘のように、人種差なく全人類が罹患し、同じような経緯を辿るタイプの感染症に使用するワクチンと、今回のコロナウイルスのように、罹患および重症化に明らかな人種異が見られる場合、ワクチンの効果判定に日本と韓国のような「対照群」が大規模実験には必要不可欠なんです。実際、学会は現在あまり開催はされないけれど、論文発表等では、テレビのコメンテーターとかの茶番でなく、大きく人種問題とは言わないでゲノム配列のフループ差、コンポーネントの組み換え用のパーツとか、ワタシらは対照群のモルモットとして堂々と活用されています。

こんな政治問題に私たちポチは参加させてもらえず、米中のアフターコロナの思惑しだいで、ポチは尻尾を太平洋の東西に振らなきゃならないので、国産ワクチンはお鉢が回ってこないんすね。

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