この20年来、中国が21世紀は世界を席巻するから、若い子たちに来るべき将来に備えるべし…..と結構な金銭を投資してガチな中国語教室を設えたり、講師もいろいろ工面しました。が、わかったコトと言えば「なんか、根源的に引き合わない」ってことです。
敗戦後、アメリカから移植された民主主義は、バブル期までは無抵抗に拝んでいて支障はありませんでした。今は、日本そのものの文化とアメリカの民主主義とは相いれない、無理って空気感が出てきているでしょ。政権、政治家が替わっても期待感がないのは「51対49」なら全員51に投票した意向に添う、というシステムが日本に合わないのが露呈してきているからじゃないでしょか。日本人は「なんとなく、誰かが、流れが、そうだから→そう。」これです。
翻って、2000年来の宗主国であった中国が、1840年のアヘン戦争から屈辱の100年を経て、龍は目覚めて再び天下を蓋う。なぁーーんて、現在進行中の事実を日本をはどう認識して対処するのか。
ムリなく、旧来の島国対大陸の様式を箪笥から引き出し、諸外国に比べれば利点も多い日本文化に帰依してパフォーマンスする。か、脆弱ながらの個人がクローバルに揉まれて腕力をつけるのか。いやいや、まだまだ資本主義には正義あるから大丈夫、とか呑気なことにトグロをまくのか。
僕はこのサイトで、2年間以上ほぼ同じ論理を述べています。医学的な背景どころか、文化人類学、地勢政治学とかを根拠にしていますが、一番の判断の根源的根拠は「北京の、中国共産党の狡猾さ」です。
僕は、幼少から中国、いや中国共産党のプロパガンダや毛沢東の個人崇拝的イデオロギーに翻弄もされてきました。故に、というか成人に至っても横目で中国を、北京を観察してきました。それだから、まず筆頭に挙げるのは「北京の凄まじさ」です。ギリシャ・キリスト教あがりの民主主義、科学啓蒙の成果など、楽しく流れる血を酒池肉林に流し込む帝国、熟成された中華帝国のシステムに、ただただ唖然としてこれからの5年間をダラダラ過ごす日本は、さてさて心地よいのかなぁー。。。。。