ちゃらい書式のコラムもありますが、今回のお題の「耐性」は人種別パンデミックのキモの部分なので、真面目に書きます。読み終わってもモヤモヤしていたのがスッキリして頂ければ幸いです。
さて、有史以前、仮に5万年前にある地域にヒト、コウモリ、そして見えないコロナウイルスが初めて出会ったとします。
まず、コロナウイルスが住む場所(宿主)を求めてコウモリ型コロナウイルスに突然変異します。するとコウモリにはまだ耐性がないのでボコボコ死にます。するとコウモリ型コロナウイルスは住む場所(宿主)を失っていくので、今度はまた突然変異してヒト型コロナウイルスに変わります。
そしてヒト型コロナウイルスに触れたヒトは感染し、やはりまだ耐性がないのでボコボコ死にます。そうするとヒトの数が減り住む場所(宿主)を失ったコロナウイルスは困るので、また突然変異して従来とは異なるタイプのコウモリ型コロナウイルスになります。
この段階ではコウモリもコロナウイルスによる感染被害を過去に受けているので、遺伝子配列を変えて対応しようとしますが、まだ経験値が足りないので前回よりは規模は少ないけれどボコボコ死にます。
当然、時間はかかるけれどコウモリは減ってしまうので、コロナウイルスは新たなる突然変異をしてヒト型コロナウイルスになり、やはり感染したヒトは耐性が不十分なので緩やかに死にます。
この「繰り返し」を3万年間、今ドキの用語で言えばアップデートを繰り返したら、コロナウイルスの侵入に対抗する整理された遺伝子配列を、コウモリとヒトは共に獲得したことになります。これが耐性を獲得するということです。
その後、ヒトはコウモリを貴重な動物性タンパク質として食べられるようになり、コロナウイルスも相変わらず突然変異を繰り返し、そのたびに新型ではあるけれど、耐性があるコウモリとヒトは新たに感染はするけれど「ショボい風邪」ぐらいでスルー出来ます。
なんとなくでOKなんですが、理解できました?
我ら日本人はそんな種属の子孫です。
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